この記事ではAutoCADの文字を位置はそのままで基点だけ変更する方法をご紹介します。
AutoCADで文字を編集する時に基点を変更すると、基点変更に合わせて文字も移動してしまいます。
どういう現象かというと、下の画像のように文字基点が中央の文字を

下の画像のように文字基点を左下に変更すると、文字基点の位置は動かずに文字だけが移動してしまいます。

そういうことが起こらないように基点を移動する方法をご紹介します。
基点だけ変更する方法
方法と言っていますが、「JUSTIFYTEXT[文字位置合わせ]」というコマンドを使うだけです。
コマンドの起動方法は2通り、コマンドラインに入力する方法とリボンのアイコンをクリックする方法があります。
コマンドラインに入力する方法
1⃣ コマンドラインに「JUSTIFYTEXT」と入力し、右クリックもしくはエンターキーを押します。
2⃣ オブジェクトを選択と出るので、基点を変更したい文字を選択し、右クリックもしくはエンターキー
を押します。
※表などの文字がたくさんある場合は、複数の文字を選択して一括で変更することもできます。

3⃣ 位置合わせのオプションを入力として、下の画像のように各基点の一覧が出てきます。

4⃣ 新しく設定したい各基点の右に表示されている英字をコマンドラインに入力してもいいですし、
「左」や「位置合わせ」等の文字を直接カーソルで選択することもできます。
リボンのアイコンをクリックする方法
JUSTIFYTEXT
1下の画像のように、リボンの注釈タブをクリックすると文字メニューの中に□で囲まれた「A」のアイコンがあるのでクリックします。

2クリックしたあとはコマンドラインに入力する方法と同じです。
アイコンを自分だけのツールバーに入れる方法はコチラをどうぞ
まとめ
「JUSTIFYTEXT[文字位置合わせ]」というコマンドを使うだけ
という知ってしまえば非常に簡単な方法ですが、少しの時短の積み重ねで作図のスピードアップが進みます。
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