この記事ではAutoCADのレイアウト空間を設定する際、レイアウトタブの編集時に使えるテクニックをご紹介します。
AutoCADでレイアウト空間を設定しようとすると、ほぼ必ずAutoCAD画面の下部にある「レイアウトタブ」を編集する必要があります。
その編集作業の内容としては名前変更などで、その時に使えるテクニックがあります。テクニックと言っても非常に簡単なものばかりですので安心してください。
使えるテクニック
それではご紹介していきます。
名前の変更はダブルクリック
基本のレイアウトタブの名前は「レイアウト1、レイアウト2」となっています。
でもレイアウトタブが多くなったり、分かりやすくするために名前を変更する事があります。
もしあなたがレイアウトタブを右クリックして出てくる「名前の変更」から変更しているのであれば、もっと良い方法があります。
するとタブの名前が編集できるようになり、編集が終わればエンターキーを押すだけで完了です。
タブの移動はドラッグ&ドロップ
レイアウトタブの移動は下の画像のようにレイアウトタブをドラッグして移動させたい位置にドロップするだけです。
ドロップできる位置にカーソルを合わせると下の紙のようなアイコンが出るのでドロップします。
※カーソルの下に出てきます。
タブのコピーはドラッグ&ctrl+ドロップ
レイアウトタブのコピーは上記でご紹介した「ドラッグ&ドロップ」のドロップのところでキーボードのCtrlキーを押しながらドロップするだけです。
この場合もドロップできる位置にカーソルを合わせると下の紙に+マークが入ったアイコンが出るのでドロップします。
※カーソルの下に出てきます。
複数タブの選択はshiftを押しながら選択
一度にたくさんのタブを選択したい時はWindowsのパソコンでファイルを選択する時と同じようにShiftキーを押しながら選択します。
すると
上記の画像の場合はレイアウト1~4のすべてを選択できることになります。
複数のタブをコピー
複数のタブをコピーしたい場合は上記の「複数タブの選択はshiftを押しながら選択」で選択したタブを「タブのコピーはドラッグ&ctrl+ドロップ」でコピーできます。
レイアウトタブの循環
このテクニックは使う場面が限られてきます。
どういう時かというと、レイアウト空間をAutoCAD画面上でチェックする時、それも図面番号などズームしなくても一目でわかるようなチェックを行う時です。
方法はすべてキーボードのボタンを押すだけです。
まとめ
今回ご紹介した方法は劇的に作図が速くなるというものではないです。
でも、少しの時短の積み重ねも作図のスピードアップには大切だと思っています。
なにより、これらの方法を使うことによって少しでもストレスが軽減され、精神的にクリアな状態で作図できることができるので是非使ってみてはいかがでしょうか。
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