この記事ではAutoCADで作図中にオブジェクトをコピーしていたはずなのに移動コマンドになっていた時の対処方法をご紹介します。
AutoCADで作図する際によく使うコマンドの1つに複写(copy)コマンドがあります。
私もよくやってしまうのですが、複写(copy)コマンドでオブジェクトをコピーしていたつもりが移動(move)コマンドになってしまっていたことがあります。
後で気付いた時にはコピーしたはずのオブジェクトがなくなっているので混乱してしまいます。
そこでコピーのつもりが移動になっていた時の気の付け方と、移動してしまった後の対処方法をご紹介します。
コピーコマンドと移動コマンドを間違えていた時の気付き方
そもそも、間違っていたこと(移動コマンドになっていたということ)を気付かないといけません。
もし、コピーしたつもりのオブジェクトが移動コマンドになっていたため消えてしまっていたら、、と思うとゾッとしますよね。
そこでまずはコピーコマンドと移動コマンドを間違えていた時の気付き方をご紹介します。AutoCADの操作が熟練している場合は感覚的にわかっているかもしれませんが、そうでない場合は次のことに気をつけてみてください。簡単です。
そのためには両方のコマンドのある違いについて知っておく必要があります。
それはコピーコマンドはオブジェクトを貼り付けた後、ESCキーを押さない限りさらに連続して貼り付けられるようコマンドが続きますが、移動コマンドは貼り付けたら終わりという点です。
この違いを認識しておけば、間違って移動コマンドになっていても
「あれ、なにかおかしい。なんで続かないんだ?」と違和感が生じるはずです。そこですぐに元のオブジェクトを確認すれば移動コマンドになっていた場合、元のオブジェクトがなくなっているはずなので間違えた!と気付くはずです。ただここでそのまま放置すると元に戻せなくなる(戻すのが大変になる)ので気付いたらすぐに対処した方がいいです。
対処方法
対処方法ってundoコマンドで戻すんだろ?と思われたあなた、半分合っています。
あとの半分をご説明します。
これで完了です!
間違って移動したオブジェクトが少ない場合はあまりメリットは感じられないかもしれませんが、たくさんのオブジェクトを苦労して選択したのに間違っていた場合はこの方法が非常に助かります。
私もやってしまったことは何度もありますがこの方法を知るまではとてもガックリしてました。
覚えておいて損はないので、コピーコマンドを間違えて移動コマンドにしてしまっていた時がぜひ使ってみてください。
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