AutoCADをマスターし始めると、デフォルトではないコマンドや、自分で作ったマクロを使用したコマンドをツールバーのアイコンにして使いたい時が出てきます。
その時にツールバーのアイコンに設定する方法をご紹介します。
💡ツールバー自体をカスタマイズする方法は下記の記事をご確認ください。
設定方法
前提条件として、アイコンにしたいコマンドはすでに作られているものとします。
下記の記事に少しですが、オリジナルコマンド(マクロ)の作り方を紹介しています。
私もオリジナルコマンドを使って効率的に作図しています!
では設定方法をご紹介していきます。
新しいアイコンを作成
1 AutoCADのメニューバーからツール→カスタマイズ→インタフェースをクリックします。
① 下の画像のウィンドウが出てくるので、「新しいコマンドを作成」ボタンをクリックします。
②左下のコマンド一覧に新しく「コマンド1」が作られているのでクリックして選択します。
一覧は50音順に並んでいます。
アイコンの見た目の変更
1⃣ クリックすると右に「コマンド1」のプロパティが表示されます。
2⃣ 右上のボタンイメージの右側に使えるイメージが出ているのでここから使いたいイメージを選びます。
3⃣ 適用条件は「両方」にしておきます。
コマンド内容の設定
右下のプロパティの中を設定していきます。
例として上書き保存のコマンドのプロパティを表示します。
1⃣ コマンドの名前にあなたが分かりやすいコマンド名を記入します。
AutoCADの作業画面でコマンドアイコンにカーソルを合わせると出てくるアレです。
⇧コレ(上記画像のプロパティ赤枠内と見比べてください。)
2⃣ コマンド表示名、説明は空欄でも大丈夫ですが記入する場合は上記のように表示されます。
3⃣ 拡張ヘルプファイル、タグは空欄でOKです。
4⃣ マクロにあなたが作ったコマンド、もしくは引用してきたコマンドを入力します。
5⃣ イメージはボタンイメージで選んだファイル名が自動で入力されます。
それぞれ入力できたら「OK」をクリックします。
ツールバーへの登録
今作ったコマンドアイコンはユーザインタフェースをカスタマイズ画面の左下のコマンド一覧に登録されています。
1 一覧は基本的に50音順になっていて、ここからあなたが作ったコマンドを探します。
2 次にそのコマンドをユーザインタフェースの左上にある入れたいツールバーにドラッグ&ドロップします。入れたいツールバーはあらかじめ項目の左にある「+」をクリックして開いておきます。
あなただけのツールバーの作り方はコチラ
コレで設定は完了です。
ツールバーの表示
最後にコマンドを入れたツールバーがCAD画面上に表示されていない場合はメニューバーのツール→ツールバーから該当のツールバーをクリックして表示させます。
まとめ
マクロなどのオリジナルのコマンドはショートカットキーを設定できない事が多いので、せっかく作ったマクロなどのコマンドを有効活用するにはツールバーアイコンへの登録が便利です。あなたもたくさんオリジナルコマンドを作ってAutoCADのスピードアップにつなげましょう!
コメント